第20期瀋陽市環境技術研修生を受け入れました

市では、平成9年から友好都市である中国瀋陽市からの環境技術研修生を受け入れています。今年度は7月に5日間、11月に21日間と2回にわたり研修生を受け入れました。
第2回は平成29年11月5日(日)~11月25日(土)の日程で、瀋陽市環境保護局からの研修生を受け入れました。研修生は市の環境行政を学ぶとともに、市内の環境関連企業の視察や先進的な環境技術にふれるなどの研修を行い、11月24日(金)に研修生による報告発表、職員との意見交換によるまとめを行い、帰国しました。この取組を通して瀋陽市の環境施策の推進や両都市の友好関係がより一層強化されることが期待されます。

研修生
瀋陽市環境保護局蒲河新城分局 副科長  張 莉娜
瀋陽市環境保護局瀋河分局 エンジニア  郭 思暁

01 市長表敬 市長表敬の様子

02 講義の様子 講義の様子

03 視察の様子 視察の様子

05 報告会の様子 報告会の様子

06 修了式の様子 修了式の様子

 

報告会では、始めに研修生から、21日間にわたる研修について発表がありました。
【発表】
1 研修講義で学んだこと
2 現地見学で学んだこと
3 研修における収穫と考察

この20日間の研修では、川崎市の環境保全についての先進的技術と経験を勉強することができました。市民が参加する重要性も学びました。企業・行政・市民の3つが力を合わせなければ、経済発展と環境保全の両方を実現するのは難しいです。環境保全は、発展している国と、途上国が共同で力を合わせてやるべき仕事です。
十九大(中国共産党第十九回全国代表大会)報告で、習近平主席は「澄んだ水と青い山こそ、金の山・銀の山である」というコメントをしました。中国政府の指導の元で、川崎市の皆さんと力を合わせれば、瀋陽市も重工業の街が、第二の川崎市に変身すると信じています。
研修のために色々と手配をしてくれた皆様に感謝いたします。最後ですが、皆様にぜひ中国に来てください。

 

【意見交換】
K:講義には、様々な分野があったと思いますが、一番印象に残った講義はどれですか。中国との類似点や相違点等、感じたところを教えてください。
S:一番印象に残っているところは、どこもきれいでごみが落ちていないことです。また、ごみの分類収集は、我々がすぐ実行すべきところであると感じました。中国ではごみ分類は10年前からスタートしましたが、まだ定着していません。分類ができればリサイクル率も上がり、廃棄物が有効な資源になります。
工場の視察で感じたことは、廃棄物の減量だけでなく、CO2の排出量削減にも力を入れていることに感動しました。また、市民の意識が高いことにも感動しました。訪問した川崎市地球温暖化防止活動推進センターでは、推進委員は皆ボランティアで、無償で市民に宣伝や教育をしており、中国にはないパターンで印象に残りました。

K:ごみ関係では、王禅寺処理センターと浮島資源化処理施設を視察しました。日本だと環境部門がごみ処理を行っていますが、瀋陽市では環境保護局がごみ関係を行っていますか。それとも別の部署が行っていますか。
S:中国では、環境保護局ではなく都市管理局が、ごみ関係を担当しています。瀋陽市のごみの分類は、回収可能と回収不可能の2種類だけです。それを更に処理することが大変です。日本では街の清掃員はあまり見かけませんが、都市管理局の下には、街の清掃やごみの収集を担当する部署があります。

K:川崎市にはエコ暮らし環境館や、エコ暮らし未来館など環境学習の施設がありますが、瀋陽市には環境学習の施設はありますか。
S:あります。子供向けの見学施設があり、講座も行われています。但し、まだ努力不足で、環境施設へ見学に来る子供への教材が不十分です。

K:いくつかの発電施設を見学していただきましたが、瀋陽市の方々にとって、どのような発電所が興味深いですか。
S:瀋陽市ではこれまでほとんど石炭発電でしたが、現在、天然ガス発電に変わっているところである。天然ガスや、太陽光、風力による発電に感心がある。但し、瀋陽市では風が強くないので、風力発電は使えないと思います。

K:太陽光発電では、浮島の太陽光パネルなど、市の関連する場所で太陽光パネルを設置しています。瀋陽市が関与するところで太陽光発電の取組をしていますか。
S:瀋陽市は人口が多く、大きな面積で太陽光パネルを配置するのは難しいです。また、太陽光の発電効率では間に合わないと思われます。

K:研修以外で印象に残ったことなどお聞かせください。川崎だけでなく、日本全体で見て良かった点や、行き足りない場所などはありますか。
S:研修での訪日のチャンスを大切にしようと思い、日本の文化も理解したいと考えて行動しました。振り返ると無駄な時間はなく、充実して様々な場所に行きました。京都は一番印象に残り、歴史的な古い雰囲気がよかったです。