先日、当研究所が環境省と協力して実施しているインドネシアの河川水質改善のための技術協力プロジェクトの一環として、川崎市とバンドン市の都市間連携を活用した、現地職員の排水モニタリング等に係る行政能力の向上に向けたワークショップをオンラインで開催しました。ワークショップは、令和7年2月27日に開催し、バンドン市からは水環境の保全に関連する多くの職員が参加しました。
内容
ワークショップは、下記の内容で実施しました。
①日本の水環境政策(環境省)
②ジョグジャカルタ特別州におけるランドリー産業規制の上乗せ規制に関する調査結果・行政視点(バンドン市)
③ジョグジャカルタ特別州におけるランドリー産業規制の上乗せ規制に関する調査結果・学術的視点(現地専門家)
④チパモコラン川排水マスタープランの中間評価の報告(バンドン市)
⑤ディスカッション・フィードバック
ワークショップは、現地で課題となっているランドリー産業における規制のあり方や、令和3年にバンドン市が作成した排水マスタープランの中間評価について、現地から発表がありました。発表後には、バンドン市の発表に対して、環境省や川崎市の担当者が意見を述べるかたちで、活発な意見交換が行われました。次年度以降も、インドネシアの水質改善に向けた、取組を継続していく予定です。
関連リンク
・環境省(https://www.env.go.jp/)
・川崎市(https://www.city.kawasaki.jp/)
・インドネシア国バンドン市(https://www.bandung.go.id/)