川崎市は、クロアチア共和国ザグレブ市、リエカ市とEU国際地域間協力事業(IURC)に参加し、持続可能な都市の実現に向けた都市間協力を実施しています!

1 概要

 国際都市地域間協力事業(International Urban and Regional Cooperation,IURC)は、欧州連合(EU)が2021年1月に開始した、欧州と日本を含む世界各国の都市・地域が参加する都市・地域の交流・協力事業です。
 川崎市は、クロアチア共和国のザグレブ市と、本市の姉妹都市であるリエカ市の二都市とペアを組み、脱炭素等の持続可能な都市づくりに向け、お互いの都市の相互訪問(スタディツアー)などを通じて、互いの環境施策に関する意見交換を行っています。本事業は令和3年度に開始し、令和4年11月には川崎市から職員3名がクロアチアに渡欧し、現地視察を実施しました。令和5年1月にはクロアチア訪日団6名が川崎市を来訪し、福田紀彦市長を表敬し、その後市内の公共施設や市内企業の視察を実施しました。今年度は、事業の最終年度として、相互訪問の成果についてレビューし、レポートにまとめEUに提出する予定です。


2 事業名

 EU国際都市地域間協力事業(IURC)を活用したクロアチア共和国ザグレブ市、リエカ市との都市間連携事業


3 主な事業内容

 >対象国・地域
  クロアチア共和国ザグレブ市、リエカ市
 >事業目標    
  クロアチア共和国で実施されている持続可能な都市づくりの最新知見である「自然を基盤とした解決策(Nature- 
 Based-Solution)」をはじめとした欧州の先進事例について、現地視察や意見交換などを通じ、最新の知見を得る  
 ことを目的としています。また、欧州都市からの視察の受入を通じて、川崎市の優れた環境技術を紹介紹すること
 で、世界の環境課題の解決への貢献を目指します。
 >交流テーマ
  脱炭素
 >活動内容
  (1)川崎市とザグレブ市、リエカ市職員による相互訪問
     -令和4年11月に川崎市職員3名がクロアチア訪問
     -令和5年1月~2月にクロアチア訪日団6名が川崎市訪問
  (2)ウェブ会議による意見交換
     -各都市から3名程度が出席し、互いの知見を紹介
  (3)IURC参加都市によるウェビナーやワークショップへの参加
     -エコ変革とグリーンディール、循環経済、水素、都市農業、建築物のエネルギー効率などのテーマによ
      る知見の共有
 >事業期間 
  令和3年~令和5年(3年間)

4 事業実施団体

 >日本側 
  川崎市(環境局、建設緑政局など)、市内研究機関、市内企業など
 >クロアチア側
  ザグレブ市、リエカ市、民間企業など
 >実施主体 EU(欧州連合)、国土交通省、公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)


5 EU国際都市地域間協力事業とは?

 >IURCサイトリンク
  International Urban and Regional Cooperation – A Program of the European Union (iurc.eu)https://www.iurc.eu/
 
 >クロアチア訪日団のスタディツアーの様子
  Study Visit of Two Croatian Cities, Zagreb and Rijeka, to Kawasaki City, Japan – International Urban and Regional
  Cooperation (iurc.eu)
  (https://www.iurc.eu/2023/02/08/study-visit-of-two-croatian-cities-zagreb-and-rijeka-to-kawasaki-city-japan/)


6 関係者リンク

 -川崎市(https://www.city.kawasaki.jp/
 -ザグレブ市(http://www.zagreb.hr/
 -リエカ市(http://www.rijeka.hr/
 -公益財団法人 地球環境戦略研究機関-IGES(https://www.iges.or.jp/jp