刊行物・資料

川崎の甚大な公害の経験

京浜工業地帯の中核として日本の高度経済成長時代(1960 年代~ 70 年代)を牽引した川崎では、負の側面として急速な環境悪化を招き、大気汚染や水質汚濁などの甚大な公害が起こりました。このような公害問題に対し、市民、企業、行政は様々な取組を行い、きれいな空や水など市民が安心して暮らせる生活環境を取り戻してきました。

川崎の空(1960年代)

川崎の空(2018年)

二酸化硫黄濃度の推移

二酸化硫黄濃度の年平均値の推移です。1979年度に市内全域で市が独自に定めている環境目標値(1日平均値が0.04ppm以下)を達成し、以後現在にいたるまで達成・維持しています。

多摩川の様子

当時は家庭用洗剤などの流入により、水質汚濁は深刻でしたが、下水道の普及などにより、水質は大幅に改善しました。現在では多摩川の魅力に親しむ取組を推進しています。